ハイレゾの謎
2021.02.07
という事で、ハイレゾについて書いてみたいと思います♪
「私って本当にハイレゾ聴けてる?」
不安に思ってる方もいると思います。
ハイレゾって書いてある音源や、機器で聴いてるけど、これってほんとにハイレゾで聴けてるのか心配してる方や、そもそもよ〜分からんって方のために、いくつか例をあげてご説明しますね。
まずはハイレゾって何?
答え①
「音源の場合はCD音質以上である事。」
CDはサンプリング周波数が44.1kHz、ビットレートが16bitなので、そのどちらかがその数値を上回り、かつ、もう片方が下回らない音源です。
音源の入手は、e-onkyoなどのハイレゾ配信サイトからのダウンロードが、主な入手方法です。
答え②
機器の場合は、サンプリング周波数が96kHz以上、ビットレートが24bit以上をネイティブ再生出来る事。
ネイティブ再生とは、例えば96kHz/24bitのハイレゾファイルを再生する時、内部でダウンコンバートせずそのままのレートで処理できる能力を持ってる必要があるって事です。
ただ再生出来るってだけでは、ハイレゾ機器とは言えません。
「ハイレゾ対応」の表記の落とし穴にはまらないよう、注意が必要ですね♪
同じ機器でも、パワーアンプやスピーカーは、また別の定義があります。
ですが、これはあまり気にしなくても良いです。
そもそもデジタル信号に対する定義ってのが基本ですので、アナログ信号を扱うアンプやスピーカーは、個人的には対象から外しちゃっても良いと思ってます。
そもそも昔の考え方は、人間の可聴帯域が、低域側が20Hz、高域側が20kHzとされてまして、CDフォーマットが44.1kHzなのは、それに基づき設定されてます。
なのでアンプやスピーカーメーカーは、その帯域内での再生周波数を表記すればよかったので、昔の機器は20Hz〜20kHzって表記をされてますが、実際その範囲しか再生できないわけじゃないです。
ハイレゾマーク付いてると、売上が伸びるので、メーカーさんはせっせとハイレゾ協会にお金払って、マーク付ける権利を買ってるって感じです。
なので、アンプやスピーカーが、ハイレゾ対応じゃないからといって、ハイレゾ再生できないってわけじゃないです♪
ここまでわかってれば大丈夫です♪
ハイレゾを聴きたいなら、ハイレゾ音源を入手し、アンプやスピーカー以外をハイレゾ機器で揃える必要があるって事ですね♪
ちょっと注意点。
私もたまに間違えちゃうんですが、ハイレゾ配信サイトでハイレゾファイルを購入するんですが、ハイレゾ配信サイトは、ハイレゾファイルだけを扱ってるわけではなく、CD程度のフォーマットのものや、MP3なども扱っていますし、それが同じ音源でフォーマット違いで販売されてることがほとんどですので、購入時は確認が必要です。
それと再生機器には、対応できないフォーマットがありますので、御自身の環境を確認し、再生出来るファイルを購入してください。
flacやwavファイルなら、ほとんどの場合再生可能ですが、MQAやDSFなどは、再生出来ない場合もあります。
もう一つ
「ハイレゾ対応」
このワードには注意が必要です。
先にも書きましたが、ただ単にハイレゾファイルを再生出来ますって意味でも使われる“ハイレゾ対応”ってワード。
根本的にハイレゾで聴ける機器ではないって事です。
ハイレゾを聴く場合は、前述のハイレゾ機器を使用し、ハイレゾファイルを再生しなければなりません。
ハイレゾへの移行の時期ですが、興味のある方、音質を求められる方は、そろそろ移行しても良いかもしれません。
録音も良いものが増えてきてはいますので、ハイレゾ音源の恩恵にあずかれる機会も増えてきてます。
ポップス系の音源も、打ち込み系でもハイレゾを意識した録音もされてきてます。
ただ、DSP系の場合、別途ハイレゾプレイヤーが必要になったり、ハイレゾを聴く場合、操作系が純正ではなくハイレゾプレイヤーになったりしますので、機械に疎い方や、純正ライクにオーディオを楽しみたい方はもう少し待った方が良いかもしれません。