第54回 「カーオーディオイベントレポート」
極!石田塾
2024.11.20
3ヶ月以上ご無沙汰していてすみません。実は、高校時代の友人が市長選挙に出るというので、手伝いしていましてね。ずっと、事務所に通いつめて打ち合わせしたり、チラシの折込をしたりと、いろいろと作業をしていて忙しかったんです。落ちちゃったんですけどね(笑)。
田舎の選挙というのは難しくて、やはり自民党が幅を利かせています。今回は、自民党が裏金問題とかなにやらで不利な状況でもあったんですが、それでも市議会の多数が自民党で占めていて、自民党候補を応援していました。そこに、もう1人の若者と、僕の高校時代の同級生が出馬したわけですが、同級生は政党や企業の支援はまったくなし。後から聞いた話によると、もう1人の若者は無所属での立候補だったものの裏で立憲民主党が全面バックアップしていたようで、そんな政党間の戦いのなかに挑んだわけです。
で、結局は全国最年少市長が約12000票で当選したのに対し約8500票だったわけですが、政党の支援を受けずにまったくの個人で挑んだにしては、8500人もの賛同を得られたのは立派だと思います。選挙戦で訴えていたのは、廃止が予定されていた病院の継続、無駄なグランピング事業の廃止、少子化問題の解消、市民の声を聞く政治などですが、どうやら若い市長も少子化については危機感をもっているようだし、病院の継続の方向に傾いているようで、今後を見守って行きたいと思っています。
それはさておき。9月29日に、カーオーディオのイベントに参加してきました。新潟のカーオーディオフリーク、川口さんが主宰したイベントで、今回が初開催。開催というよりは「コンテストのようなピリピリしたイベントではなく、同じ趣味を持った人が集まってのんびり過ごす集まりがしたい」という相談があり、それなら協力するからやってみれば、ということになって、まず試しに集まることにしたんです。
場所は新潟県長岡市にある川口運動公園。正直、遠いです(笑)。帰りは日本海側をひたすら走って、7時間ほどかかりました。なので当然泊まり。実は、前日の泊まりもイベントのスケジュールに組み込まれていて、音楽好きが集まって飲みながら語らう予定になっていたんですね(笑)。これが実に楽しい。
前夜祭からの参加者は僕も含めて5人。公園内にはコテージやらテントサイトやら、宿泊できる施設がいくつかあり、僕らが泊まったのはコテージ。まずは近くにある日帰り温泉施設に行ってひとっ風呂浴びた後、みんなで持ち寄った酒や食事を持ち寄って宴会です。参加者は新潟県内から2人、長野と山形から各1人、そして秋田からきた僕の5人ですから、各地の日本酒がずらり(笑)。そして参加者の1人はお寿司屋さん。巻き寿司を差し入れしてくださったんですが、これが実に美味くてあっという間になくなりました(笑)。いやー、楽しかった。やはり趣味が同じ仲間というのは、すぐに仲良くなれるもので、たあいもない話をしながら気づいたら12時を超えていました。
さて翌日。二日酔いの人もいる中で、のんびりとイベントはスタートです。イベントといっても、お互いにクルマに乗り込んで聞きあい、あーでもないこーでもないと話するだけなので、のんびりしたものです。一応、僕の視聴コースというのも用意されていて、そのコースにエントリーしたら僕が聴いてアドバイスするというようにはしていたんですが。点数を付けて順位を決めるわけではないので気楽なもんです。だいたい、人の趣味に順位を付けるなんておかしなもので、ユーザー本人が「この音がいい」と思っていたら、それでいいと思うんですよね。
もちろん、位相がずれているとか、クロスオーバー値が変とか、取り付けに問題ありとか、明らかにそこを修正すれば改善できるという点があればアドバイスはしますが、聴いてみて変な部分が見つからない場合は、それはそれで個性なので、いいと思うんです。たぶん、今回参加してくれた人も、コンテストでとやかく言われるのがイヤな人たちが集まったんでしょうね。参加者も「こういうイベントに出て久々に大笑いした」「楽しいイベントだった」という声が聞かれ、やってよかったと思っているところです。
いちおう、何か盛り上がる要素もあったほうがいいだろうということで、午後からはトーナメントバトルを行いました。これは参加者全員で1対1のトーナメントを行って勝ち上がっていき、優勝を決めるというものですが、判断基準はどっちの音が好きかというだけ。曲もオーナーさんが選んだ曲だし。ジャッジする人もその都度くじ引きでで選ばれるわけなので、完全に運で勝ち負けが決まります(笑)。おそらく、ジャッジの中には、こっちの曲が好きで選んだ人もいるでしょうし、こっちのクルマは汚いから綺麗なクルマのほうが勝ちという理由で選んだ人もいるでしょう。それでいいんです。負けても腹が立たないのは大事ですね(笑)
決勝はジャッジを5人に増やして多数決で決めましたが、これが想像以上の僅差。最後だけ、選挙の投票のように好きなほうを紙に書いてもらって、1枚ずつ読み上げるスタイルにしたんですが、ハラハラドキドキで、ほんとに盛り上がりましたよ。かしこまってピリピリしたコンテストもいいですが、音楽&オーディオ好きが集まってのんびり楽しむこんなイベントがもっとあっていいですよね。
今回、イベントをやって方向性が見えてきたので、来年もやろうと思っています。時期はたぶん7月。熱い新潟の復活です(笑)。ただフジロックと重なるのは避けてねとは頼んでいるので(笑)、たぶん7月の13日か20日あたりが有力かなぁ。興味がある人は、いまからスケジュールをたてておいてくださいね。