高音質ストレージを探す旅③ 混乱の中で準備編
2021.05.18
高音質ストレージを探す旅も、中盤戦に突入です。
有難いことに、このご時世でも何とかお仕事をいただけておりまして、日々作業に追われております。
なかなか検証作業も進みませんが、ちょこちょと空いた時間を利用し、せっせと進めてまいりました。
という事で「混乱の中で準備編」と題しブログを進めていきます。
混乱。。
わざわざこんなサブタイトルを使うには訳がありまして。。
まぁそれは追々。
まずはこのブログをお読みいただく上での確認事項から。
・検証はごく限定的な環境下、限定的なアイテムでの検証です。
検証結果も限定的であることをご理解ください。
・検証にあたり費用、スキルなどの面で、ご協力いただいている関係上、一部公開出来ない事項や商品名があります。
では♪
試聴環境
・デモボード
ヘッドユニット:サウンドナビ 200premi&サイバーナビ:AVIC -CZ902XS
ケーブル:ケーブルチューニングSTEP2同等
スピーカー:カロッツェリアTS−Z900PRS(パッシブネットワーク使用のシングルワイヤ)
電源は比較的しっかりした安定化電源でAC→DC変換してます。
2次側にバッテリーはなしです。
・車載オーディオA
ヘッドユニット:サウンドナビ200Premi2
パワーアンプ:carrozzeria/RS-A99X、RS-A09X
スピーカー:BLAM/Signature Multix 3way
サブウーファー:ダイヤトーン/SW-G50
電源ガッチガチ強化済み、スピーカーケーブルもハイグレード品
・車載オーディオB
ヘッドユニット:carrozzeria/AVIC-CZ902XS
スピーカー:DS-SA1000(ツイーターのみ)
ウーファー純正、ドアの対策も無し
電源ガッチガチ、スピーカーケーブルもハイグレード品
USBケーブルは、SSDケース付属のUSB3.0 A→Cを使用しています。
試聴曲
①バルトロメイ・ビットマン/Dynamo(44.1/24Flac)
Tr1 elephant
【ポイント】
SN感。
冒頭のマンドールとチェロのピチカート音。
チェロのボーイングの音の弦の質感、胴鳴り、残響音の分離。
マンドールの弦の質感、ギターお音色との差異、ハーモニクス音のリアルさ。
バルトロメイの表現力。
チェロ高弦ハイポジでのキーキー音。
②同上
Tr3 Krystallos
【ポイント】
SN感、ホール感。
バイオリン、チェロのピチカートの質感。
ビットマンの弓を振り回す音の上下左右前後移動感。
③ダイアナ・クラール/ターン・アップ・ザ・クワイエット(96/24Flac)
Tr3 ラブ
【ポイント】
冒頭ピアノの鮮度、音の立ち上がり、厚み。
ベースの質感、定位感、大きさ。
ボーカルの鮮度、質感。
④鬼太鼓座/富嶽百景(192/24wav)
Tr3富嶽百景
【ポイント】
冒頭センターの太鼓の大きさ、頭が潰れず抜けるか、バチの音はリアルか。
たくさん太鼓が入ってきたときの、それぞれの分離感、迫力、ホールの響き。
フィルインしてくる太鼓の存在感。
1分半あたりの左側出でてくるシャンシャンって音、ホールの響き。
太鼓全体は皮の音、胴の音、ホールの残響。
⑤ジャミロクワイ/Automation(96/24flac)
Tr10 We can do it
【ポイント】
あまり音は良くないですが、それが試聴曲に選んだ理由です。
SN感。
冒頭コーラスの分離感。
エレベーのタイト感。
ボーカルの厚み。
全体の聴きやすさ。
ポイントに関しての記述は、私的なイメージで書いちゃってますので、わかりにくいかもしれないです。
SSDはSNが非常に良く、ーダイナミックレンジ拡大にも繋がりますので、SSDで聴く大きなアドバンテージとなると思います。
ここは最重要視してます。
イメージ的には、雨上がりの夜に感じる、空気の透明感って感じです。
普段空気中の塵や埃なんかは気にならないし、空気が淀んでる感じもないですが、雨上がりの夜に「こんな空気って澄んでたっけ?」って感じのアレです。
SSDは情報量が多いですので、異常にリアルに感じる音が出てきますが、ちょっと音が薄くなる傾向があり、そのバランスを見てます。
SSDはオーディオ機器ではなく、音のバランスは個々で違いますので、そのあたりも注意してます。
分解能も帯域ごとに違うイメージですので、そのあたりの確認もしてます。
試聴対象機
【 M.2 NVMe PCIe Gen4】4枚
ウェスタンデジタル:SN850 250GB
CFD : CSSD−M2M5GPG4VNZ
シーゲート: firecuda520
メーカーA:500GB
【M.2 NVMe PCIe Gen3】7枚
ウェスタンデジタル:SN550 2TB/SN750 250GB
レキサー:NM610 250GB/NM700 250GB/NM700 500GB
メーカーA/500GB
サムスン/850EVO 250GB
【M.2 SATA PCIe不明】2枚
メーカーB
メーカーC
【2.5インチ SATA】2枚
トランセンド:230S 512GB
メーカーD
【外付けSSD】2枚
サンディスク:エクストリームポータブル250GB
エレコム:ESD-EC0240 240GB
ケースに関しては、全て商品名はふせさせていただきます。
次回以降に写真の掲載もありますので、気になる方はそちらを参考にされてください。
たぶんどれが現状での評価が良かったか、すぐわかると思います♪
9種12個揃えました。
ですが、ケースに関しての評価はちょっと保留とさせてください。
現段階での評価は出てますが、不確定要素があり、それが絡むと評価がひっくり返る可能性があります。
あと、ケースに関しての注意事項です。
SSDに関してはM.2のNVMe PCIe Gen3以降が主にしてますが、ケースに関してはGen2までのものが多く、基本的には販売されてるケースの殆どが適合しません。
今回の試聴機の場合Gen3は全て認識しましたが、Gen4は認識したものとしなかったものがあります。
Gen4のSSDは、基本的にUSBがサンダーボルト規格の物じゃないと、適合にはならないようです。
ですが、サンダーボルト規格のケースは、まだまだ高価ですし、今度はナビとの適合や、ケーブルとの適合問題がありますので、現状この件に関しては未検証ですので、参考にされる場合も自己責任でお願いいたします。
最後に混乱の件についてちょっとだけ。。
上記のような環境、対象機器で検証を進めたんですが、ほぼ評価が固まった時点で、最終確認をと言うことで怪物オーディオシステムを所有する知人宅にて、検証の確認を行ったところ、これまでの評価がひっくり返りました。。。
心当たりもありますし、ひょっとしたらって予感はありましたが、想定以上の順位の変動がありまして、このあたりを消化しないとこちらでの発表も出来ないってことで、やはり結論は夏前くらいになってしまいそうです。
現時点で言えるのは、早くSSDを導入したいって方は、とりあえずウェスタンデジタルのM.2 NVMeのSN750を購入しとけば間違いなさそうです。
これまでの環境下で、いずれも高評価なのがSN750でした。
ですが、いずれの環境でもトップではないです。
1位が2位ではなく、同律3位が複数枚あり、その中の1枚って感じです。
その代わり評価が悪かったことは一度もないです。
現状では一番無難なのかな~と。
それに、マテリアルの変更が1番無さそうですので、音質のばらつき(個体差)も1番少ないかもしれないです。
ブリブリの最高音質は、ちょっと混乱してることもありますが、明確に決まりそうです。
ゆくゆくはコルトレーンでも商品として扱うかもしれませんので、ブリブリ希望の方は、もうちょっとまっててくださいね~♪