BMWM3のフルコース施工♪
2021.06.07
BMWさんの入庫です。
ここ最近BMWさんの入庫が多いです。
多いのですが、、、。
いかんせんDINが無い。。
となるとヘッドユニットの変更ができず、DSPが前提となってしまいます。
そこで問題になってくるのが、モデルによって純正マルチって方式を採用されてるものがあり、安価なDSPが使えない場合があるんです。
厄介なのが年式やモデル、オプションの有無などで状況が変わるので、お客様に提案するにもしっかり下調べしないと提案もできない^^;
しかも純正パワーアンプが存在することが多く、それがリアにあるのでコルトレーン定番のケーブルチューニングの際も、工数が多くなったり、ケーブル長も必要になりコストが掛かってしまう。。
おまけにシート下にスピーカーがあるし^^;;;;;;;;
と、何かと国産車に比べ割高になってしまうことが多いです。。
お客様とのご商談時も、それが心苦しくて^^;
でも、ガッチリした車なので、audioのベース車両としてはかなり優秀です。
ショップデモカーにBMWが多いのは、オーディオのベース車両としての脂質が高いからなんです。
でも、初段からコスト面でのハードルが高いんですよね~。。
ということでBMWさん。
インテリアは相変わらずセンス良いですね~
操作系もスッキリしてますし、それが使いやすいように配置されてます。
でも、DINが無い。。。
自身の車両なら何が何でも2DIN稼いじゃうんですが、そのためにはかなり大規模破壊を伴いますので、お客様の大切な車両にはそんな事はできず。。
ってことで♪
DSP&スピーカー交換&ケーブルチューニング!!!!!
純正操作系はそのまま使えて、音だけスペシャルにしちゃう大作戦です♪
前述のように、ベース車両としてのBMWが多いのははかなり優秀です。
なので無理を強いるシステム構築ではなく、純正と共存できるシステム構築をしてあげれば、使い勝手もよく、良い音に仕上がります♪
今回はシート下のスピーカーがフルレンジでしたので、その信号を頂きDSP内で振り分け、スピーカーを鳴らしちゃいます♪
まずはシート下スピーカー
ビフォーアフターの図ですが、見た目は純正スピーカーも頑張ってる感じがしますよね~♪
確かにドイツ車の純正スピーカーは、国産車のスピーカーに比べ、比較的しっかりしたものが使われてま~、、した^^;
というのも、最近のBM様は、、、、、ははは^^;;;
でも、それでも国産のペロッとしたものよりは頑丈そうです^^;
写真のスピーカー比較で、純正のほうがマグネットが大きいですが、これは今回交換するオーディソンスピーカーAPBMW S8のマグネットは、純正が採用してるフェライトマグネットではなく、フェライトの10倍程の力をもつネオジウムマグネットを採用してるため、小さくてもマグネットのパワーはかなりモリモリになってます♪
ワイヤリングぅ♪
入力をシート下ウーファーから頂いてますので、ケーブル長はかなり少なく済みます。
アンプ部でとっても良いのですが、費用対効果を考えるとこちらのほうが良いと判断してます♪
DSP
MATCHのPP62DSPです。
比較的小さな筐体なのですが、この小さい筐体からは想像でいないくらいパワフルな鳴りっぷりです♪
桶さ~♪
シート下ウーファーを外したところです。
厄介なのが、このエンクロージャーらしきスペースが、隙間をつたい共鳴させる仕組みに鳴ってます。
これが
のーーーーーーーーーーん、のののーーーーーーーーーん!
ってなるんですよ^^;
車種により空間がつながってる場所が違い、のーんの周波数も車種でまちまちだったりしますが、これがなかなかコントロールできない。。
なので補正能力に長けるDSPは、かなり絶大な威力を発揮します♪
電源はリアから。
BMWさんは走り?のため?なのか?バッテリーはリアにあることが多いです。
なので、パワーケーブルもリアから引っ張ります♪
今回はケーブルチューニングSTEP2ってことで、4Gを使用してます♪
ウーファー収まるの図
きれいに収まってますが、カーペットを戻し、グリルを付け、シートを戻すと全く見えなくなります^^;
でも良いんです♪
DSPがありますので、この子の負担する仕事がこちらの任意で設定できちゃいますので、この位置でも良い仕事が出来る部分だけ割り振ってあげればよいです。
あとは、他のスピーカーさんに頑張ってもらう♪
頑張る子♪
こちらは見た目も明らかに違いますね~
純正はフレームも樹脂ですし、マグネットも小さい。。
でも、ネオジウムっぽい?
にしてもちっちゃいかな~^^;
シート下ウーファーは、出来ることだけやってもらうって感じで、スコーカーツイーターに頑張ってもらう作戦ですので、純正ではちょっと頼りないですね~
ってことで、しっかり頑張れる子を導入します♪
レイアウト的にはこんな感じです。
BMWはたいていこの位置にスペースが作れます♪
で、
これを
こうして♪
もっとガッツリ鳴らす場合は、内張りに取り付けるのではなく、しっかりバッフルを作って、ドア側にインストールしたほうが良いですが、基本的にアウターバッフル仕様となるため、見た目の変わっちゃいますし、コストも掛かりますので、今回は純正位置にインストールしてます♪
使用ユニットはオーディソンのAPBMW K4です♪
写真にはありませんが、ツイーターも純正位置にインストール済みです♪
DSP調整♪
このクラスのシステムのDSP調整は、かなり大変です。
調整項目も、ステップも小刻みですので、膨大な選択肢から一つの正解を探る作業です。
お好きな方はご自分でチャレンジされるのも良いですが、お店で仕上げたパラメータを保存しておいて、そこから好みの調整に仕上げるのが良いと思います。
遊び道具としてはかなり遊びがいのあるアイテムですよ~♪
で、出音です。
今回は物理的な基礎工事は行っていませんが、電気的な基礎は盤石なものに変更してます。
人間だって食べ物の質で良いパフォーマンスが発揮できるように、オーディオ機器だって美味しくて新鮮な電気を食べさせてあげれば、圧倒的なパフォーマンスを発揮してくれます♪
で、ルームアコースティック補正は優秀なDSPがしっかりやってくれます。
で、それを音に変えるスピーカーも、優秀なスピーカーですのでそりゃもうね~♪
この先のまだまだ行けますが、この辺りが一つのターニングポイントではなかろうかと思います。
前述のようにベース車両としてのBMWは非常に優秀です。
この利点を活かし、コスパの良い、美味しい領域まではチューニングしてそこでストップしちゃうのが良いかと思います♪
もちろんその後、更なる高みを目指しても良いですが、この先はコスパがちょっとよろしくないところを通らなくてはならないので、気合い入れていきましょう♪
そこさえ通り過ぎれば、限界の高いBMWさんですので、かなりのレベルまで追い込めますよ~♪
今回の施工は、バランス良く手を入れてますので、音もバランス良くレベルアップしてます♪
MATCHのDSPに内蔵されてるパワーアンプは、かなり鳴りっぷりが良いです。
別体DSPにパワーアンプって組み合わせでなくとも、十分なパワーが得られます。
しかも音質も良いので、純正オーディオの音も、格段にレベルアップしてます。
ケーブルチューニングで電気的な基礎は万全ですので、機器の能力はチョリッチョリに引き出せてますので、その分の音質アップも大きいですね~♪
今回は楽しいお仕事をさせて頂き、ありがとうございました♪