話題のESBスピーカーの試聴レポート♪
2022.07.23
やって参りましたよ〜♪
イタリアはESB社のスピーカーです。
あちらこちらから良い評判が聞こえてましたので、私も気にはなってたんですが、お客様でどうしても音が聴きたいとのリクエストがあり、メーカーさんに試聴機をお借りしての試聴となりました〜♪
で、このブログの記事にするって事は???
そうなんです!
エグいです!!!!!
カロッツェリアのPRSスピーカー以来のヒットです〜♪
しかも今回は今までの方向性とはちょっと違うといいますか、また新たな可能性?方向性?を持つスピーカーで、これまでのスピーカーでは出せない唯一性を持つスピーカーでしたので、私久々に小躍りしております♪
今回試聴したモデルは、現状正式にリリースされている8000シリーズです。
今後下位モデルの5000シリーズ、上位モデルもリリースされるらしいので、そちらの音も気になってきちゃいました♪
試聴環境はいつもながらデモボードでの試聴です。
スタンドに使ってるのは、以前私がやっつけで作った、なんちゃって無指向性スピーカーのエンクロージャー。
なので理想とは程遠い状態です^^;
天板にスピーカーを取り付けるタイプで、バスレフボックス。
最初はただスピーカー乗っけて鳴らしたんですが、一緒に貸していただいたエンクロージャーのバスレフポートが底面にあり、スタンドにしてるエンクロージャーと共鳴しえらい音になったので、まずはエンクロに蓋をし、バスレフポートをスポンジで塞ぎ、とりあえずなんとか良い感じで聴けるようになってます^^;
ツイーター
この子すごい良いです♪
ドームなのにトランジェントめっちゃ高いですし、ただ勢いが良いだけじゃなく、繊細な音もちゃんと出てます。
ウーファー
私の嫌いなボコボコした振動板です^^;
これまでは、バッサバサな印象しかなかったんですが、これは良いです。
多分不思議な魅力を感じる要因は、この子の方にあるんではないかと思ってます。
ぱっと聴き音は速くないように感じますが、かなりしっかりした音が出ており、優秀なツイーターとの相性も問題なく、おいてかれてる感もしません。
これは箱の特性もあるかもしれませんが、ローエンドの出方が非常によく、欲張ってはいないですが消え際が潔く自然なので、逆に下まで伸びてる感じがします。
2wayでもこれだけのパフォーマンスですが、3wayでの可能性を感じさせる音で、また大化けする予感があります。
このスピーカーに性別があるとすると、間違いなく「男」。
中学校からやってた陸上競技を大学まで続け、インターハイまでの実力を持ちながらも、一流企業に就職した、イケメンまではいかないけど、人間味のある、さわかな好青年って感じです。
情緒に訴える感じもなく、かと言ってガッチガチに物理特性を追求した感じもない。
こう書くと非常に中途半端な感じがしちゃうんだけど、ちゃんと着地点は持ってまして、非常に説得力のある音です。
現在のオーディオ機器の主流は、高精細とかワイドレンジハイスピードって感じなんですが、それを感じさせないというか、非常にさらっとやってのけるので気づかない。
ちゃんと聴いてみると、精細な音もちゃんとしてますし、ハイエンドスピーカーならクリアしなきゃならない最低限の物理的要素は楽々超えてますので描写力も高く、リアルを感じさせてくれる実力派のスピーカーです。
ですがこのスピーカーの魅力はそこじゃないんだと思います。
位相が整ってるのかな?
描写力を上げてリアルを再現するのではなく、より自然な音を狙ったスピーカーのように感じます。
ぱっと聴いて眼前に彩り豊かな音場が広がるって感じではなく、気がつくとリアルな空間に浸ってたって感じですかね~
小さな箱で酒飲みながらJAZZの演奏聴いてる感じ。
BGMのように流してしまうほど軽くはないんですが、しっかり向き合って聴かなきゃってプレッシャーも感じさせない。
そんな音かな~^^;
なんだか的を射ない記事になってますが、実は私もこのスピーカーの魅力の元は何かをまだ掴みきれてないんです^^;
また聴きたくなる音ってことは間違いないです♪
もちろん試聴希望のお客様は、即決でした^^